2015年6月24日水曜日

ホンダ NSR モデル一覧 NSR75/ NSR125

NSR75

NSR125



NSR75

スペインホンダで生産された排気量75ccのマシンであるが、車体はNSRと言うよりNS-1に近い。タンデム可能なシートが装備されており、その関係でメットインスペースになっているフロントが通常のタンクになっている。海外では、この車体に50ccのエンジンを載せた物がNS-1の名称を与えられている。

NSR125

イタリアホンダで生産されていた前代NS125Rの後継モデルであり、ネイキッド仕様のNSR125F(後のNSR125F RAIDEN)とフルカウルのNSR125Rが生産されていた。日本国内でも1989年にNSR125Fが1000台限定で正規輸入モデルとして市販された。典型的な2ストロークエンジンの特性と音色を奏でていた。Adriatico(アドリアティコ)の愛称を持つこの車両は、いわゆるフルパワーモデルではなく、エアクリーナーボックスにリストリクターの装着やエキゾーストパイプにインナーパイプを装着するなどして当時の日本国内における最高出力(22馬力)規制に適合させたディチューン仕様だった。
もともと当時の欧州市場向けに企画されたモデルであり各パーツは、一般的なホンダの市販モデルでは見ることができない海外の部品メーカー製の物が多用されていた。キャブレターがデロルト社製、足廻りは、マルゾッキ社製フロントフォーク、斬新な3本スポーク・デザインのグリメカ社製アルミキャスト・ホイール、ピレリー社製の幅広タイヤ(前・100/80-17、後・130/ 70-18)に、前後共ディスクブレーキを装備し、特に前輪には、大径316mmのシング ルディスクを採用するなど充実した装備としている。また、パガーニ社製のヘッドライト、ウインカー、テールライトに加え、ハンドル、変速機、チェーン、ステップ類にいたるまでイタリア製部品を採用していた。

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